院長ブログ

在宅医の役割

2019.03.26

院長の金原です。

先日朝日新聞に素晴らしい記事が載っていました!!
訪問診療専門のクリニックのお話です。

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在宅や施設へ伺って診療するという事は、外来に来てもらって
行なう通常の診療とは違います。
勿論、『診る』という事に関しては訪問外来に違いはありません
が、その先の内容に多少の違いが生まれます。

例えば、外来診療であればここは良くないところ(虫歯等)だから取り
ましょう‥となります。
かたや訪問診療の現場では、良くないところ(虫歯や欠損部)だけども
痛みも出てないし食べていられるから経過をみていきましょう。
そのかわり定期的にケアをして確認していきますよ‥となります。

(勿論、通常の処置を施すこともあります、むしろ多いですが笑)

訪問の現場ではその方々の今後の人生において処置がどこまでが必要か?
ということを常々考えながら行なっていく必要があります。

外来の診療とは異なる場面が多々あり、日々勉強になります。
訪問診療に携わり17年くらいになると思います。
まだまだ学ぶべきことはたくさんあります。
特に認知症、薬、栄養関連は今後しっかりと勉強していかなければ
いけない内容と考えいます!!!

先ほどの記事について
これこそ、私が声を大にして伝えていきたいキュアよりも『ケア』の
精神だと思います。

食べられないね~では禁食‥ブブー✕
食べられないね~ではどうやったら食べられるかなぁ?
食事形態かな?姿勢かな?角度かな?投薬内容かな?
様々な要因があります。一つずつ試したり確認してみて食べられることを
探す、これが支える医療だと思います。

今後も当院では食医の責務を全うしていきたいと強く思っております。

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